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AdSense収益化を学ぶ vol.1 ー ブログが収入になる?- 私がBloggerを選んだ理由

 なぜ、Bloggerを選んだのか?


その前に……

 実のところ、これ以前にもブログを書いてみたことがあるのです。もう何十年も前、私がまだ学生だった頃、インターネットが普及しはじめた頃の話です。最初は、「何だかおもしろそう」と、日々のことや発見を言葉にしていました。写真を撮りはじめた時には、写真も載せたりして楽しんでいたと思います。そうしているうちに、インターネットでホームページが作れたり、ブログで稼げたりするということを知り、挑戦してみたこともありました。ドメインを取得して、ブログを開設してと、このときは「あぁ、楽しかった!」と、ドメインの更新はせず、ブログもそのまま終了を迎えました。


 そして、さかのぼること2年前、Solotabien - adamayokuy's blogというブログをWordPress.comにてはじめました。こちらは収益化を目指してのことだったのですが、続けていくうちに、「私が想像していたものとはちょっと違うなぁ」と思い、現在は、全体公開から読者のみの無料購読という形にして続けています。このブログを始めたことで、収益化のかたちにもいろいろあるということがわかりました。とても勉強になり、ありがたいことでした。しかし、維持費や労力を考えた時に、年間1万円を越えるのと、もっと集中して執筆できる環境を求めた結果、ほかのブログサービスを探すことにしました。そして出会ったのが、Bloggerというわけです。

 そもそも、私は写真作家です。会社に雇っていただいているわけでもなく、すべて自己責任の個人事業主として活動しています。費用も全て自己負担です。写真を撮影するための機材、編集ソフト、通信費がすでに維持費としてかかります。正直なところ、ブログやホームページの作成・維持にお金をかけるより、旅や撮影にエネルギーを注ぎたいと思うからこそ、ブログやホームページにかかる費用はできるだけ抑えたいのです。そこで出会ったBloggerは、Googleが運営する「レンタルブログサービス」とのこと。Googleのアカウントがあれば初期費用ゼロで始められ、Google AdSenseに申し込むことで収益化まで行えるそうなのです。選ばない理由がありませんでした。



なぜ、これまで私は収益化まで辿り着けなかったのか?


 これまで私はブログの収益化に成功したことがありませんでした。なぜかと考えてみると、一番大きな理由は、根本的なシステムがわかっていなかったからだと思います。続けなかったのは、収益化がただの夢物語だと思っていたこと、インターネットやブログ、収益に関する知識がなかったこと、収益化する目的がはっきりしていなかったこと、写真作品が売れないとやっていけないと思うあまり写真を見てもらおうとすることに執着し効果的なセルフプロモーションができていなかったこと、収益化に集中したブログ作成に取り組めていなかったことことがあげられると思います。


何が必要だったのか?  


 これまで収益化の成功に至らなかった理由、足りなかった点をあげればキリがありません。では、何があれば助かるのでしょうか。私が求めていたのは、集中して執筆できるウェブ環境、今の自分が持っているスキルを磨きながら、伝えたいことを伝えられ、かつそれが収益を生む場所。Bloggerにはそれがあると思いました。ブログから収益があることで、その収益を通信費や編集ソフトの費用に充てられますし、そうすれば、写真作品から得た収入は次の撮影や活動費用にまわすという循環が生まれます。Googleが管理するブログサービスのシステム環境の中で、日本や世界のどこかにいる「誰かさん」に役立つ情報をお伝えし、貢献を果たすことで報酬をいただく。そういう仕組みに気づくことが私には必要でした。


Bloggerを選んだ6つの理由


初期費用は最小限、維持費ゼロで運営することができる

 はじめにかかる費用としては、投稿をするためのパソコンやタブレット端末、そして、スマートホン、インターネット回線、ドメインが必要な人はドメインに費用がかかります。パソコンは、仕事に使っている作業用のパソコンを使い、インターネット回線についても普段使用している回線を利用するとすれば、今持っているものが利用できるので、初期費用は最低限に抑えられます。

 ブログにはテキスト(文字)のほかに写真や動画を載せることができますが、ブログを持つと、サイト上に投稿した内容を保存する場所(ストレージ)がクラウド上に必要となります。 

すべての Google アカウントには、Google ドライブ、Gmail、Google フォトで共有される 15 GB のクラウド ストレージが無料で提供されています。(Google ヘルプ)

 Googleアカウントを持つと、クラウド上のストレージに15GBの保存容量を利用することができ、Bloggerは、こちらのストレージを使用することになるようです。ストレージは、Gmail・Googleフォト・Googleドライブの保存先にもなりますので、すでにアカウントをお持ちで写真や動画といった容量の大きな媒体を投稿しようと考えている場合は、まず、アカウント設定にて使用容量を確認することをお勧めします。私の場合、これまで利用していたアカウントを利用してこのブログを書いているのですが、空き容量が10GB以上あり、テキストのみの投稿だと使用する容量は少なめです。

1バイトは半角英数字1文字分の情報量。全角文字の場合1文字で2バイトの容量を必要とする(NEC LAVIE)

 と、いうことは、1000文字投稿しても、2000バイト=2KB(キロバイト)です。1万文字で2MB(メガバイト)ということは、10GB(ギガバイト)の保存容量があれば、まぁ結構な分量の文字が投稿できるということがわかります。ちなみに、この投稿の文字数は空白なしでだいたい5000文字あります。細かい計算は割愛しますが、毎回これくらいの分量で投稿するとすると、多めに見積もっても1記事あたり10キロバイトの容量を使用することになり、100記事書いても1000KB、1000記事を投稿してようやく10MBとなります。高画質の写真一枚分くらいでしょうか。容量が15GBを超えない限りは、先にも記述したとおり、ブログ自体の維持費はかからないので、収入の変動を心配することなく、そのまま置いておくことができ、そうすることで収益の可能性を残せることは「助かる!」の一言に尽きます。


収益化を目指すことができる

 具体的な収益化について今私が考えているのは、ふたつです。一つ目(プランA)は、ある程度記事を作成して公開したら、AdScenseに申し込んで収益化に繋げること。審査に通るためにも、自分で手作りしたものをコツコツ投稿していく必要があるようです。あとは、まだ抵抗があるのでオンにしていないプロフィール表示をオンにして、読者にコメントをいただけるようコメント機能をオンにすることで、条件を満たすようです。ブログの成長、そして、自身の成長に繋げるためにも、取り組んでみようと思います。そして二つ目(プランB)は、ホームページへ誘導して収益に繋げることです。こちらはブログのデザインをカスタマイズ(好みに合わせて変更)することで解決しそうです。


作業に集中することができる

 継続できる環境があれば心配事も減り作業に集中できます。作業環境も至ってシンプルで、ブログデザインもテンプレートをカスタマイズすることができます。記述するトピックがいろいろあっても、「ラベル」をつけて項目分けをすることで目次のような役割をしてくれる点は助かるなぁと思いました。思考が色々な方向へと移りがちな私にとっては、ラベルを活用することでテーマを一貫して保つ役割もしてくれそうなので、記事作成時からラベルを活用していこうと思っています。 


透明性を保つことができる

 Googleアカウントでは、プロフィールを作成することができるそうです。ビジネスにおいて透明性は必須です。個人情報を載せる必要はありませんが、職業とホームページがあればそちらを公開しておくだけでも関連性がわかります。設定のページにも、「ブログをするなら公開はオンにすることをお勧めします」と、小さく表示がありましたし、プロフィールの公開はオンにすることにしました。ブログテンプレートのデフォルト(初期設定)はこのプロフィールが表示されるので、最初こちらもオフに設定していましたが、オンにして表示しておくことは透明性保つ上でも必要かなと思っています。


テンプレートを選びカスタマイズすることができる

 テンプレートは、最初に設定してあるContempo Lightのままで、トップの画像や投稿画面の背景色を変更したりしてカスタマイズしました。HTMLのスキルがあれば、HTMLの編集もできるようです。ブログタイトルと、ブログの概要のフォント(字体)を「M PLUS 2」に変えたくて、試しに見てみましたが、サッパリだったので、そのままにしておくことに。すべて同じフォントにしなくても、本文のフォントを好みのフォントに変えることができるので、それで十分だと思いました。欲を言えば、本文テキストのデフォルトを「M PLUS 2」にできればと思ったのですが、まぁそれも、プレビューで確認しながら変更すればよいことなので、気に入っています。


日本語でも英語でも読みやすいフォントがある

 私が伝えたいことを書くためにこのブログレンタルサービスを選んだ理由には、主に上記の3つがあげられます。一つ目は、二つ目も私にとっては重要なところなのですが、記事本文に、漢字・ひらがな・カタカナの表記がわかりやすい日本語のフォントを使用できることは、Bloggerを選ぶうえで強い動機になりました。誰にでもわかる、伝わる表現を目指している私にとっては、これは大切なことです。ちなみに、この本文のフォントは、「M PLUS 2」を選択しています。好みのフォントを見つけるのも解説を見ることなく簡単に変更できました。


 投稿画面にあるツールボックスの白抜き文字の「A」マークがフォントを選択するメニューです。そちらから、「その他のフォントを追加」を開くと「フォントの選択」というポップアップウィンドウ(小窓)が開きます。フォントの名前がわかっていれば、ワード検索もできますし、そうでなければ、右上に並んでいる3つのボタンから「すべての文字」を選びます。こちらでは、色々な国の言語一覧が表示されますので、日本語またはお探しの言語を選択します。すると、選択した言語のフォント一覧が出てくるので、好きそうなフォントを選択してください。選択したフォントにチェックマークがつき、右手に表示されている「マイフォント」に追加されます。この手順でフォントを追加することで投稿編集時に使用ができるようになります。



まとめ 

 ということで、写真作家の私がBloggerを選んだ理由をお届けしました。いかがでしたでしょうか。理由は大きく分けて6つありました。初期費用があまりかからず、維持費もゼロで続けられること。文字の投稿がメインであれば、容量も少なくてすみます。これは本当に助かります。そして、AdScenseに申し込むことで収益化を目指せること。プロフィール表示しておくことで透明性が保てること。テンプレートを選択できカスタマイズもできること。日本語でも読みやすいフォントがあること。自分の条件に合ったプラットフォームを見つけることで、作業にも集中できると思うので、この出会いに感謝してこれからも学びを続けてまいりたいと思います。この記事が地球のどこかにいる「誰かさん」にとって何かのお役に立てる情報になることを願い、まとめとさせていただきます。



引用・参考資料:

NEC LAVIE パソコン用語集

https://support.nec-lavie.jp/support/pc/yougo/09_h_g/h_g66.htm 


Google ヘルプ - 既存の保存容量とGoogle One の仕組み

https://support.google.com/googleone/answer/9004014?hl=ja&sjid=10587094299179477612-AP


Blogger ヘルプ

https://support.google.com/blogger/answer/1623800?hl=ja&ref_topic=3339243&sjid=7712154536323941729-AP

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