先日、文字通り「両手に花」を携えて帰ってきた母の片手分のパンジーが玄関に生けてありました。なんとなくスマホで撮影したのち、GFX50S IIでも撮影してみましたので共有させていただきます。
玄関のすりガラスから入ってくる光と蛍光灯の灯りで撮影しました。
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moto g24で撮影 |
それでは早速、FUJIFILM GFX50S IIで撮影した一枚をお見せしたいと思います。レンズは、標準レンズのフジノンレンズ35-70mmF4.5-5.6 WRを使用しています。普段はSNS投稿用にJPG+RAWで撮影していますが、今回からRAWのみで撮影をすることにしました。カラープロファイル・色温度の変更やシャドウ・ブラックの調整など、編集前と編集後をみていただきます。
編集前
Classic Chromeだと渋い色味でコントラストが強調されて落ち着いた色調になり葉の色や紫の花びらが沈んでいくような印象を受けます。花が主役の一枚ですが、花が置いてある板と焼き物の茶色の方が色の印象が強く、パンジー全体(花・葉・茎)に視線が留まりにくいように思いました。この日の被写体から受け取った印象とは一致していなかったようです。以上を踏まえてCapture Oneにてデジタル現像した一枚がこちら。
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編集後 |
カメラとレンズが変われば自ずと構図も変わり、こちらは三脚を使用して撮影しています。手持ちでもノイズを抑えて撮影できる機材ではありますが、焦点距離が浅くなるので今回はしっかり固定してISO50, F9, 5Sあたりで2秒タイマーをONにしてRAW撮影しました。色温度を5120kから4800kくらいに下げ、撮影時に設定したカラープロファイルは、クラシッククロームからコントラスを抑えたCINEMAに変更。シャドウとブラックも少し上げて微調整しています。一見ぼんやりとした印象にはなりますが、その時の空気感など、時間をかけてみるところに楽しさを見出せるような一枚に仕上がったかなと思います。カメラ内でのコントラストやシャープといった微調整がJPGだけでなくRAW撮影にも反映されるのか、よくわかっていないのですが、フラットに戻していこうかなぁと思っているところです。
なんだかぼんやりとした内容になってしまいましたが、少しでも参考にしていただけましたら幸いです。